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近くて遠い 君の存在…

一番近くて

一番遠い。

触れたいけれど

触れられない。

離れたくないけど

離れてしまう。

そんな君の存在。

一章. モララー編


春真っ盛り。

青春時代をどっぷり体験している

1人の少年が居た。

「あぅー…日差しが強いんだからな」

黄色い身体のAA。

橘 モララーである。

「春の紫外線が一番お肌に悪いとか、ガナーちゃんが言ってたっけ」

モララーはそよそよ吹き通る風を、

快く受けている。

「春は好きなんだからな」

笑顔を作った。

そんな時。

「おーい、モララー!!」

「お?あれは…ギコ?何あんなに全力疾走し……わぁ!?」


僕の近くにきたと思ったら、

もう、僕の後ろまで来ていた。(意味不明


「おっす!!モララー!!明後日から高校生だな!!」

何だこいつ。やけに早いな…

「そうだね。君はいつまで元気なんだ…」

僕は、こんな元気な奴と一緒に居たら、

今ある全ての気力を使いそうになった。

「つーか、御前なんでこんな所ほっつき歩いてんの?」

「…好きでやってるし…桜が咲いてるから……散歩でもしようかなって…御前はどんなん
だよ」

僕は瞼を半分閉じて言った。

すると、ギコはズボンのポケットをゴソゴソあさった。

チャリン…という音が聞こえる。

「ははッ俺、御遣い頼まれてんだよ、母ちゃんに!!丁度いいや、御前もつき合えよww」


ギコはニッと笑って僕の手を引いた。

「いいよ、僕そんな気分じゃないし……あぁ!!ちょ、僕行くなんて一言も言ってない!!行
かない!!あぁああぁ──」

力なく引きずり歩かされる僕。


僕は此処、2ch都市に昔から住んでた訳じゃない。

親の都合で、無理矢理引っ越してこられた結果。

僕は猛反対したよ。向こうの生活のが気に入ってたから。

此処に引っ越してきたのは丁度今から1年前くらい。

中学3年生という中途半端な時期にやってきた。

何でか知らないけど、僕にはあっという間に友達が出来た。

中学3年生という、受験生でありながら、新しく出来た友達と遊びまわってた。

そのうちの1人が、ギコ。

受験が終わって、やっと楽になれたと思ったのに……


「なぁ…何買うわけ?」

僕は聞く。すると、ギコは紙切れを僕に差し出した。

「この材料を探してくれ!!俺さぁ…12時までに帰らないと母ちゃんにぶっ殺されるから、
お願いだYO!」

「あーそうですか。どうぞお母様にぶっ殺されてくださいよ。骨は拾って焼いて捨てま
す」

僕は呆れてその場から離れようとした。

ガシッ!!!

腕に何かが絡まった。

「頼むぜ…親友の頼みごとだろ?って、おい!!何だその目!!」

「目にも何もないよ。僕は急用を思い出したんだ」

「はぁ!?俺の命より急用かよ!!血も涙もねぇな御前…」

ギコの目は死んでた。

「じゃ」

僕はニヤニヤしながらスーパーから出た。

本当に思い出したんだ。

今頃、前の所に住んでいた『人』から手紙が来てる筈。


僕は期待に胸を躍らせながら家まで走っていった。


家につくなり、急いでポストに手を掛ける。

何か手紙のような物が重なり入っている。

「手紙かな?」

僕は紙を取り出す。

封筒に丁寧に包まれている。

宛名に、橘 モララー様と書いてある。

「畏まってるなぁ」

僕はクスリと微笑む。

糊付けされている封筒をぎこちなく破る。


その中に、手紙が一枚きり入っていた。


紙をとりだすと、便箋にいっぱいいっぱいの文字が綴られていた。

すこし可笑しくて、笑った。

「え〜…あ、のーちゃんからだ!!」


モララ君


引越し先では元気?

友達はちゃんと作ってる?
風、引いてない?

もう少しでこっちは春休みがあけ、高校の入学式が近づいてきてるんよ。

緊張するわぁ!

モララ君の所はどうなんやろ?うまくやってるとええな〜
なんて!

そっちの高校でもがんばりや!!

応援してん。ほな!


のーより


ぷっ……随分と可愛い言葉書くじゃん!
あれ?
なんか挟まってる?

僕は手紙をバサッと広げた。

すると、ひらっとゆっくり落ちる桃色の紙切れ?が落ちた。

「桜の花びら…?」

僕は、のーちゃんのお陰で高校生活、否、これからが巧くいきそうです。


「モララァ!!お前覚えとけやゴルァ!!!!」

ギコの叫び声が、空全体に響き渡った。


二章.   モナ編

「お兄ちゃん。新しい町に着いたよ!」

妹に体を揺さ振られる。
もう少し寝させてよ。
眠たい目を擦りながら身を起こす。

「もう!お兄ちゃん寝起き悪い!」

妹が煩く騒ぐ。静かにしてよもう。
僕にだって時間ぐらいだってくれよ。

「何モナ。ガナーだって寝起き悪いじゃないモナか!」

「お兄ちゃんに言われたくないもん!べぇ〜」

いつもの兄妹の啀み合い。凡庸な毎日。
でも、今日は違う。
馴染んだ家、町を離れて、新しい家、町に今居る。

「わぁ、随分とおっきい家だなぁ!楽しみだな!えへへ」

妹は楽しげに言う。

「大丈夫モナ。ガナーの部屋はないから」

僕は妹からかう。
妹をからかうのは結構楽しい。

「あたしのお部屋だってあるもん!」

こんなふくれている妹を見るのが面白い。
この町での新しい生活が楽しみだ。

 

 


後書き:企画者様!期限破ってすいません!題名に意味はないですよ。シリアスに決めた
かっただけです。ぁ
精進します……